ねこべやコラム
猫さんとの引越しマニュアル
猫さんと引っ越しするときの注意点
猫さんとの引っ越しには様々な危険があります。
飼い主さんは荷造りや手続きなど、やるべきことがたくさんあるため、注意力が散漫になってしまい、猫さんの危険に気づきにくくなることがあります。
ここでは猫さんの安全を第一に考えた「引越しの注意点と対策」を
◼︎ 引越し当日まで
◼︎ 引越し当日 今いるお家
◼︎ 引越し当日 引越し先
の3つに分けてご説明します。
自分のテリトリーであるお部屋の状況が変わっていく引越しは、猫さんにとって強いストレスがかかる一大事。引越し当日は、知らない人たちがドタバタ騒音を立ててテリトリーを破壊します。
そんな猫さんとのお引っ越しで、猫さんが少しでも安全で安心できるように、分かりやすくご説明するよう心がけました。ご参考にしていただければ幸いです。
当日までの準備で注意すること
当日までにやっておきたいこと・注意点
今いる家で注意すること
猫さんを置いておける寝室などがあれば、作業中はそこに入っていてもらいましょう。部屋を用意できない時はキャリーバックに入ってもらいバスルームに避難しましょう。猫さんのいる場所のドアには「ここに猫さんがいますので絶対開けないように!!」と張り紙をします。
まず引越し業者さんに「猫さんがいる」ことを伝えましょう
猫さんがいる場所のドアには「ここに猫さんがいるので絶対開けないでください!」と張り紙をし、その場所を引越し業者さんに伝えましょう。
猫さんがいる部屋を誰かが間違って開けることがないように注意をしましょう。作業時の大きな音と人が出入りする様子で猫さんがストレスを感じているかもしれません。たまに様子を見ながら声をかけて安心させてあげましょう。
猫さんのフードボウル・ウォーターボウル・トイレ・ベッド・おもちゃなどは一番最後に積み込みます。引越し先でもすぐに使うので、段ボールに「猫さん用」とわかりやすく書いておきましょう。
移動手段は車がベストです。ない場合はレンタカー・タクシーを検討しましょう。電車の場合は、キャリーバックにタオルなどを掛けて周囲を見えないようにすると猫さんも落ち着きます。公共交通機関を利用する人の中には猫さんアレルギーの人がいるかもしれないので、そのことも頭に入れておきましょう。
引越し先での注意点
猫さんをキャリーバッグのままバスルーム・洗面室に入ってもらいましょう。引越し業者さんに、その旨を伝え念の為ドアに「猫さんがいます。絶対開けないでください!」と張り紙をしましょう。
引越し作業中は、猫さんの一番苦手な大きな音と複数人の出入りがあるので、猫さんは怖がっています。キャリーバッグから出してあげたくなりますが、猫さんの安全を考えると引越し作業の間はキャリーバッグの中にいる方がいいでしょう。
まず猫さんのいるスペースを確保します。寝室などがいいでしょう。ご飯・お水・おもちゃ・猫さんの匂いがついたマット・おもちゃ・タオル・トイレなどをその部屋の中に配置しましょう。その後キャリーバッグから猫さんを出してみましょう。
荷解き中は、そのお部屋にいてもらい自由に中を探検してもらいましょう。他のお部屋が片付き、危険なものなどがなくなってから猫さんのいるお部屋のドアを開放します。
猫さんは少しずつ新しいお部屋のテリトリーを確認していきます。警戒心が少ない猫さんならその日のうちにある程度動けるようになるでしょう。臆病な猫さんは、全く動くことができずキャリーバッグの中から出てこない場合もあります。
猫さんは環境の変化で少なからず動揺しているはずです。上記のストレスの兆候を参考にしながら、「いつもと様子が違うことはないか」1週間ほどチェックしましょう。
異常が続く場合は、迷わずペットクリニックに行きましょう。
猫さんとお引越し。荷造りや各種手続きなど、するべきことが多く猫さんの危険を見落としがちです。ここでは、猫さんとお引越しする際に注意することをご説明します。