ねこべやコラム

猫さんとの引越しマニュアル

猫さんと引っ越しするときの注意点

猫さんとの引っ越しには様々な危険があります。

飼い主さんは荷造りや手続きなど、やるべきことがたくさんあるため、注意力が散漫になってしまい、猫さんの危険に気づきにくくなることがあります。

ここでは猫さんの安全を第一に考えた「引越しの注意点と対策」を

◼︎ 引越し当日まで
◼︎ 引越し当日 今いるお家
◼︎ 引越し当日 引越し先

の3つに分けてご説明します。

自分のテリトリーであるお部屋の状況が変わっていく引越しは、猫さんにとって強いストレスがかかる一大事。引越し当日は、知らない人たちがドタバタ騒音を立ててテリトリーを破壊します。

そんな猫さんとのお引っ越しで、猫さんが少しでも安全で安心できるように、分かりやすくご説明するよう心がけました。ご参考にしていただければ幸いです。

  MENU

引越し当日まで
準備で注意すること

 

引越し当日まで
やっておきたいこと

 

引越し当日
今いる家で注意すること

 

引越し当日
今の家でのタイムライン

 

引越し先
注意点

 

引越し先
タイムライン

 

猫さんの
ストレスサイン

 

ダミー文章

当日までの準備で注意すること

 

脱走

 

 

荷崩れ

 

 

刃物

 

 

誤食

 

 脱走

引っ越しの準備などでベランダに出たり、ゴミを捨てたり、掃除で窓を開ける機会が多くなります。十分に注意しましょう。

 刃物の落下

刃物の落下に十分注意しましょう。刃物は高い位置には置かないのが基本。キッチンの包丁やガムテープを切るハサミ・カッターなどに要注意。

 荷崩れ

引っ越しの荷物を入れる段ボールを積み上げた際の荷崩れに注意しましょう。猫さんが飛び乗る可能性もありますので、なるべく平置きにしましょう。

 誤食・誤飲

引っ越しの準備の際は普段はない物が表に出ている可能性があります。例えば、飲み込んでしまいそうな小さなネジやヒモなどに注意しましょう。

当日までにやっておきたいこと・注意点

家具・カーテンなど
捨てない

猫さんトイレの
猫砂を取っておく

キャリーバッグを
用意しておく

ペットクリニックを
調べておく

家具・カーテンなどは
捨てない

家具・カーテン・マット・キャットタワーなど猫さんの匂いが付いているものは、どんな物でもなるべく捨てないようにしましょう。引っ越し先で、自分の匂いがする物は猫さんの安心材料になります。

今使っている
トイレ・猫砂は捨てない

猫さんは自分のトイレの場所を匂いで判断します。トイレも猫砂も引越し先まで持って行きましょう。新しくするなら新居に慣れてからがいいでしょう。

キャリーバッグを
用意する

猫さんと引越し先に向かう交通手段が車・電車に関わらずキャリーバッグは必要なので当日までに用意しましょう。また、引越し作業中は、猫さんにキャリーバックの中にいてもらった方が断然安全です。猫さんも、知らない人の出入りや騒音でストレスを感じていますので、キャリーバックの中の方が落ち着くと思います。

ペットクリニックを
調べておく

引越し直後に何かあった場合のためにペットクリニックを必ず確かめておきましょう。その際、次のことに注意しましょう。

 

◼︎ 候補となるクリニックを2箇所は探す
◼︎ 診察時間の確認・緊急対応はしているか
◼︎ 評判をネットで確かめる

引越し当日

今いる家で注意すること

 

脱走

 

 

行方不明

 

 

ストレス

 

 

居場所

 

 脱走

引っ越しの作業などでドアや窓の開放時間が長くなります。他のことで気が散っているので猫さんのことが頭から離れがちです。十分ご注意ください。

 ストレス

作業時はバタバタします。猫さんは騒音が一番嫌いです。また、知らない人の出入りも猫さんには恐怖です。定期的に様子を見て声をかけましょう。

 行方不明

部屋の状況が変わっていくのが怖くて隠れてしまう猫さんがいます。キッチンシンクや洗濯機の下、冷蔵庫・家具の裏などに入り込まないよう注意しましょう。

 猫さんの居場所

作業中の音・複数人の出入り・お部屋の様子が変わる、など猫さんのストレスを少しでも軽減できるように「人が入ってこない居場所」確保しましょう。

今いるお家の
猫さんタイムライン

STEP
猫さんを安全のため隔離します

猫さんを置いておける寝室などがあれば、作業中はそこに入っていてもらいましょう。部屋を用意できない時はキャリーバックに入ってもらいバスルームに避難しましょう。猫さんのいる場所のドアには「ここに猫さんがいますので絶対開けないように!!」と張り紙をします。

STEP
引越し業者さん到着 引越し開始 

まず引越し業者さんに「猫さんがいる」ことを伝えましょう

猫さんがいる場所のドアには「ここに猫さんがいるので絶対開けないでください!」と張り紙をし、その場所を引越し業者さんに伝えましょう。

STEP
引越し作業中

猫さんがいる部屋を誰かが間違って開けることがないように注意をしましょう。作業時の大きな音と人が出入りする様子で猫さんがストレスを感じているかもしれません。たまに様子を見ながら声をかけて安心させてあげましょう。

STEP
猫さんのものを一番最後に積み込む

猫さんのフードボウル・ウォーターボウル・トイレ・ベッド・おもちゃなどは一番最後に積み込みます。引越し先でもすぐに使うので、段ボールに「猫さん用」とわかりやすく書いておきましょう。

STEP
キャリーケースの猫さんと新居へ

移動手段は車がベストです。ない場合はレンタカー・タクシーを検討しましょう。電車の場合は、キャリーバックにタオルなどを掛けて周囲を見えないようにすると猫さんも落ち着きます。公共交通機関を利用する人の中には猫さんアレルギーの人がいるかもしれないので、そのことも頭に入れておきましょう。

引越し先

引越し先での注意点

 

脱走

 

 

行方不明

 

 

ガスコンロ

 

 

危険物落下

 

 

誤食

 

 

ストレス

 

 脱走

引越し先でも脱走には要注意。不慣れな上にやるべきことがたくさんあり、気が散漫になりやすいです。猫さんを外に出すのは整理・片付け・戸締りの後にしましょう。

 ガスコンロ

猫さんがジャンプして点火する可能性があるため、転居後、ガスコンロの元栓は閉めておきましょう。元栓がない場合はチャイルドロックをかけるか、電池を抜きましょう。

 誤食・誤飲

引っ越しの準備の際は普段はない物が表に出ている可能性があります。例えば、飲み込んでしまいそうな小さなネジやヒモ・ビニールなどに注意しましょう。

 行方不明

環境が変わったため、怖くてどこかに隠れてしまう時があります。冷蔵庫の裏や洗濯機の下など「こんなところ入れるの?」というような場所への入り込みに注意しましょう。

 危険物落下

積み上がった段ボールの荷崩れや包丁やカッター、重いものの落下に注意してください。「落下して危険なものは高いところには置かない」が原則です。

 

 ストレス

人より猫さんの方が環境の変化が苦手です。全く知らないところに移った猫さんには大きなストレスがかかります。次のような事柄に注意してください。

 猫さん
ストレスサイン

食欲がない

水を飲まない

元気がない

トイレ以外で排泄

トイレの回数など

毛づくろいが減る

体を舐める

不安そうに鳴く

隠れて出てこない

攻撃的になる

猫さんに以上のような様子が見られたら、ストレスを受けているサインです。

 

 

その際まず行うことは、環境を整えることです。ご飯や水を置く場所や猫さんの匂いがついたトイレ・家具・カーテン・ベッド・タオル・キャットタワーなどを的確に配置し、猫さんがなるべく落ち着けるように配慮しましょう。猫さんと遊ぶ時間を増やし、ストレスを軽減することも大事です。

 

 

ほとんどの症状は新しいお部屋に慣れたら収まるはずですが、数日経っても続いている場合は、ペットクリニックに相談しましょう。特に、「ご飯を食べない」「下痢が続く」ような場合はすぐクリニックに行きましょう。体毛が抜けてしまい皮膚が出るほど体を舐めてしまう場合も同様です。

引越し先の
猫さんタイムライン

STEP
新居到着 まず猫さんを安全のため隔離します

猫さんをキャリーバッグのままバスルーム・洗面室に入ってもらいましょう。引越し業者さんに、その旨を伝え念の為ドアに「猫さんがいます。絶対開けないでください!」と張り紙をしましょう。

STEP
引越し作業中  

引越し作業中は、猫さんの一番苦手な大きな音と複数人の出入りがあるので、猫さんは怖がっています。キャリーバッグから出してあげたくなりますが、猫さんの安全を考えると引越し作業の間はキャリーバッグの中にいる方がいいでしょう。

STEP
引越し作業終了

まず猫さんのいるスペースを確保します。寝室などがいいでしょう。ご飯・お水・おもちゃ・猫さんの匂いがついたマット・おもちゃ・タオル・トイレなどをその部屋の中に配置しましょう。その後キャリーバッグから猫さんを出してみましょう。

STEP
新居に慣れてもらいましょう

荷解き中は、そのお部屋にいてもらい自由に中を探検してもらいましょう。他のお部屋が片付き、危険なものなどがなくなってから猫さんのいるお部屋のドアを開放します。

猫さんは少しずつ新しいお部屋のテリトリーを確認していきます。警戒心が少ない猫さんならその日のうちにある程度動けるようになるでしょう。臆病な猫さんは、全く動くことができずキャリーバッグの中から出てこない場合もあります。

STEP
数日は猫さんの様子をチェック

猫さんは環境の変化で少なからず動揺しているはずです。上記のストレスの兆候を参考にしながら、「いつもと様子が違うことはないか」1週間ほどチェックしましょう。

異常が続く場合は、迷わずペットクリニックに行きましょう。

まとめ

 

実際に引越しの準備や作業中の事故や脱走は多いです。

 

引越しは普段とは違う状況と気分の高揚などで猫さんの危険に気づきにくくなっています。そのことを心に留め、猫さんの安全に気をつけてください。

 

特に引越し当日は、ドアが開放されがちな上、人の出入りが激しくなるため脱走にはくれぐれも注意しましょう。

 

 

猫さんが1日も早く新居になれて幸せな日々が送れることを心から願っています。

猫さんとお引越し。荷造りや各種手続きなど、するべきことが多く猫さんの危険を見落としがちです。ここでは、猫さんとお引越しする際に注意することをご説明します。

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