東京メトロ南北線六本木一丁目駅 徒歩9分
- 2匹OK
一言コメント
- 全ての窓に網戸がついているけど注意してにゃ
- らせん階段大好き!
- リラックス度満点!
- この見晴らしは ゆいつむに ですにゃ
- 静かだにゃ
- 家賃
- ご成約済
- 管理費/公益費
- 15,000円
- 間取り/専有面積
- 1LDK/83.06m²
- 所在地
- 東京都港区麻布台1丁目
パークハビオ麻布台
- 階建/所在階
- 地上15階・地下1階/13階
- 築年/向き
- 2008年1月/東
- 最寄り駅
- 東京メトロ日比谷線神谷町駅 徒歩7分
東京メトロ南北線六本木一丁目駅 徒歩9分
- 敷金/礼金
- 2ヶ月 / なし
- 種別
- マンション
- 建物構造
- SRC
- ペット条件
- 2匹OK
- 設備
- ガス:都市、バス、トイレ、電気コンロ、バストイレ別、追焚、浴室乾燥機、洗浄便座、システムキッチン、角部屋、バルコニー、バルコニー面積2.72㎡、メゾネット、全室エアコン、24時間換気システム、クローゼット、下駄箱、ウォークインクローゼット、トランクルーム、TVモニタ付ドアホン、オートロック、エレベータ、宅配ボックス、駐輪場、インターネット接続可、インターネット:光、防犯カメラ、洗濯乾燥機、BS
- 備考欄
-
24時間コールセンター付き、保証会社:当社指定(1年目は賃料等の最大1ヶ月・2年目以降1.4万/年)、駐車場の空の有無は要問合せ、ペット、SOHOは敷金積増1ヶ月、退去時清掃費用:実費 ※1年未満解約時賃料等1ヶ月分の短期違約金有
ひと向け情報
私はゆったりとしたソファーに座りながら、ワインを楽しんでいる。
今夜はイタリアのワインを選んだ。
トスカーナ産だ。
トスカーナ地方は、あのキャンティの生産地として世界に名を馳せた。
丘陵地帯が多く、海岸部は温暖な地中海性気候で、高品質なオリーブの産地としても有名だ。
ビエモンテやヴェネのワインも良いが、私はしっかりとした酸とタンニンを感じる味とブラックチェリーを思わせる香りが特徴的なこの地のワインが好きだ。
今、私がいるのは、ホワイトタイルエクステリアの自宅マンションのリビング。飯倉の交差点にほど近い。周辺にはロシア大使館やカザフスタン大使館があり、警備の警察官が目立つ。飯倉の日常的な光景だ。したがって治安はすこぶる良い。
2層メゾネットタイプの部屋は、下階が19.5畳のリビングダイニングキッチン、上階が13.7畳のベッドルームという構成だ。
私が寛いでいるリビングのソファの上部の空間は、吹き抜けになっている。その2階分の高さをしっかりと贅沢に使った窓を見ると、すぐそこに東京タワーがライトアップされて煌めいている。喉を滑り落ちるトスカーナのワインの酸味が心地いい。
「みゃーお」愛娘の猫が鳴きながら近づいてきた。アンティパストのイワシのマリネの香りを嗅ぎつけたようだ。猫に塩分は良くない。私はあらかじめ茹でておいた鳥の胸肉を少量裂いて与えた。
彼女もこの部屋が気に入っているようだ。部屋の北側寄りには2階に上がる螺旋階段があり、上下運動には事欠かない。また、走り回るスペースも十分にある。大きく広い窓の2面採光で室内は明るく、東向きの窓から入り込む陽で日中はポカポカだ。彼女はその暖かい窓辺で微睡むのが好きだ。
私が仕事から帰ると、彼女は必ず玄関まで迎えにくる。ドアを開けるとすぐそこにいることも多い。まるで帰ってくるのが分かっているかのようだ。私は彼女の名前を呼び、抱き上げ、愛していることを伝える。そして彼女をゆっくり降ろすと、玄関横にあるウォークインクロゼットに入り、ポケットの中の物と鞄を、決められた場所に置くのが常だ。その際、音を立てずに入り込んだ彼女に気づかず、ここに閉じ込めてしまったことが3度ほどある。彼女はカクレンボが大好きなのだ。気をつけねば。
クロゼットを出ると「私についてらっしゃい」とばかりに先を歩く彼女の後に続く。時々こちらを振り返り、私を促すようにしてLDKに入る。そう。ファーストプライオリティは、彼女のディナーの用意とミネラルウォーターの交換なのだ。水を飲むディッシュは2つにしてある。万が一、1つをひっくり返してしまった時の保険のためだ。彼女がしっぽをピンと立て背を丸めながら、私の足に体をすり寄せてくる。
私は、彼女がご飯に夢中になるのを確認すると、螺旋階段で2階に上がる。2階のベッドルームには、サニタリールームが続いていて、彼女のトイレはそこにあるからだ。
健康状態を確認しながら、トイレを綺麗にする。すると食事を終えた彼女がやってきて、たった今掃除を終えたトイレに入ってこっちを見ながら用を足している。掃除が終わるとトイレを使うーそれは猫族が必ず行なう儀式なのではないだろうか。
その儀式が終わると、彼女は遊んでくれとおねだりを始める。私は完全に下僕だ。彼女の意のままに、猫じゃらしを持ち、獲物になった気持ちで猫じゃらしをフリフリする。
彼女が飽きるまで遊んだ後、私はガラスのドアのバスルームに入り、バスタブにゆったり浸かってリラックスする。ドアの向こうに座った彼女が、ガラス越しにこっちを見ている。
そして、バスタイムが終わるとリビングでビールかワインを飲むのが私のスタイルだ。今日は週末なのでワインを選んだ。コルク栓をゆっくり開ける。ワインをグラスに注ぎ、iTunesをセットする。最初の一啜りを口の中で転がしながら、その味と鼻から抜ける芳醇な香りを確かめる。
軽快なジャズピアノのリズムに身を任せてグラスを傾ける。すぐにワインが身体に回って行くのを感じる。私はパスタをボイルしようかと考える。今日はペンネがいい。ガーリックを程よく利かせたトマトソースに、鷹の爪と青唐辛子を加えたとびきり辛いアラビアータだ。熟成したパルミジャーノをたっぷり掛けることにしよう。
喉を鳴らして彼女がやってきた。私は彼女を膝に乗せてテレビを点ける。
イタリアサッカーにチャンネルを合わせた。ラッキーだ。前半3分。ミラノ対ユヴェントスが今、始まったばかりだ。今日も面白いゲームなるだろう。右に左に流れるボールに反応した彼女が時々首を振る。
私はサッカーを楽しみながら、グラスを重ねる。
明日の休日の午後は、友人の招きでアメリカンクラブのジムで汗を流す予定になっている。アメクラはここから僅か100mほどの距離だ。その後、麻布十番に潜むお店でバスク料理を堪能することになっている。とても楽しみだ。
ミラノが1点先取した。
興奮でスタンドが大きく波打っている。
ふと下を見ると、彼女が静かに寝息を立てていた。
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そんな光景が目に浮かぶ、SOHO可の素敵なマンションでした。
お問合せお待ちしております。
走り回れて眺めが良くて階段もあってうれしい限りにゃ